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ワインナビブログ

2010年7月アーカイブ

『テロワールと人はどっちが大事だと思いますか?』

『マスターは、テロワール派、それとも造り手派?』

と最近(結構前からかな?)良く聞かれます。

この辺の話は微妙であり、明言は避けますが、テロワール派も、アンチ・テロワール派も、テロワールを相当意識しているの間違いないかと。しかも私の経験ではアンチの方のほうが、テロワールに詳しかったりしますね(笑)。

 

という事で、ほとんどのブルゴーニュ好きは、この本に興味があるんではないでしょうか?

 

テロワールとワインの造り手たち ヴィニュロンが語るワインへの愛

                            ジャッキー・リゴー 編著  野澤玲子 訳

 

この本はワインラヴァーにはおなじみの方々が関わってます。

例えば、、、

アンリ・ジャイエ、シルヴィアン・ピティオ、パトリス・リオン、ジャン・ルイ・トラペ、ジャック・ラルディエール、アンヌ・クロード・ルフレーヴ、オベール・ド・ヴィレーヌ、レオナール・フンブレヒト等々、、

 

造り手たちがテロワールをどうとらえているのか知りたくなってきましたか?

そんな方はこの本を読んでテロワールについてちょっとだけ考えるのもいいのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

Buisson-Battault ビュイソン・バトー

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『ムルソーの甘みはどこから来るのか?』

以前からワイン好きの間でよく話題に上ってはいたが、ここまでガッツリと切ってくれると(下記参照)気持ちいい。私にはとても言えません(笑)。

とは言うもののU社長から、この手の話はよく聞いていたので、いよいよ自信のあるムルソーの造り手を見つけてくれて嬉しい限りです。

 

近いうちに、カボットでビュイソン・バトーを飲み比べる会をやるのでご興味のある方はぜひ!

 

Buisson-Battault ビュイソン・バトー

ブルゴーニュのAOCの中で、そのAOCのワインの特徴だと広く信じられているスタイルが、実際はその土地のテロワールをほとんど反映していないというところがあるでしょうか?
 あります。ムルソーがそうです。
 あのこってりとしたバターの風味は、樽香の付け過ぎ以外にどんな理由があるというのでしょうか。かようなスタイルのワインをいつ、誰が造りはじめたかは分りませんが、一昔前の世界的な濃いワインへの期待にも見事に応え、気がついてみればムルソーはブルゴーニュ有数の裕福な村として、コート・ド・ボーヌに君臨することとなりました。
 この村には約80軒のドメーヌがあり、そのほぼすべてを把握済みですが、本来のムルソーのテロワールの表現を志向するドメーヌは、私見では皆無に等しいのが現状です。
 インテリア・デザイナーという部外者として参入し、あらゆるしがらみに捉われることなく自らの感性に基づいてエレガントなムルソーを造っていたクロディーヌ・ルッセル女史(マトロ・ウィッターシェイム)がドメーヌを閉めた今、もうムルソーのドメーヌを扱うことはないと思っていました。
 しかし、ひとりいたのです。ムルソーに長く続くヴィニュロンの家系の末裔という「当事者」でありながら、ムルソーの純粋なテロワールを生かした美味しいワインを造ろうと努力を重ねてきた、真面目な青年が。
 2003年にビュイソン・バトーを訪問した時のメモには、「他のどのムルソーとも違う、極めて個性的な味わい」とあり、今にして思えばこの時試飲したワインが、お父さんの遺作でした。
 「父も僕も、樽香が大嫌いです。一口目は美味しいと思うこともありますが、すぐに飲み疲れてしまいますし、まして2杯目を飲もうとは思いません。料理に合わせたら尚更です。
 「ムルソーの特徴は、美しいミネラルにある」というのが、父の口癖でした。ただ父は、10年後、20年後にようやく飲み頃になるワインを理想としており、若いうちはかなり個性的な味がしていました。僕は、若いうちからみずみずしくエレガントで、かつ、10年後、20年後も美味しく楽しめるワインを造りたいと思いました」(フランソワ・ビュイソン)。
 彼は2005年以降、より広く清潔な醸造所へ移転すると同時に、収穫から破砕までのシステムやプレス機、フィルター等をがらりと入れ替え、バトナージュを極力控えたシュール・リーによる熟成といった醸造上の改革を行い、ここに、新世代による本当の「ムルソー」が誕生しました。
 「でも何より大切なのは、畑を深く耕すことです。そうすれば除草剤も殺虫剤も必要ありませんし、土中のミネラルを十分に取り入れることができます。若いうちのみずみずしさの決め手になるのはミネラルで、長期熟成の鍵になるのもミネラルです。ここは、なんという恵まれたテロワールなんだろう」。

                                    ~ヌーヴェルセレクション資料より~

 

『なんで皆さん、ワインのインポーターをやるんでしょうか?』

こんな疑問をぶつけようぶつけようと思いながら気付けば、友人知人が社長3人、副社長1人とそれぞれ独立。

今度ゆっくり聞いてみます(笑)。

 

Mischief and Mayhem   ミシーフ・アンド・メイハム

 

ミシーフ・アンド・メイハムは、マイケル・ラグ氏とマイケル・トゥエルフトゥリー氏、 二人のマイケルによって、ブルゴーニュワインに対する熱い想いと共に、 2004年の秋にアロース・コルトンに設立されたプティ・メゾン。このメゾンの原動力は、 ラグ氏の卓越したブルゴーニュの知識とコネクション、 そしてバロッサのトゥーハンズ・ワインズの醸造長を務めていた時代に培った、 トゥエルフトゥリー氏の世界市場に対するマーケティング力が合わさって生みだされている。 2005 Meursault 1er Cru Les Genevrieresがワインスペクテーター95点という高得点を獲得し、 その名を世界に轟かせ、短期間でメゾンの評価を飛躍的に高めた。

Michael Ragg:イギリス最古の大手ワイン商ベリー・ブラザーズ&ラッド社のブルゴーニュ部門に従事。 退職後の2003年春にブルゴーニュのアロース・コルトンに移り住み、 ワインのコンサルティングや仲介業を営む。通算6年以上のこの土地での生活の中で、 ブルゴーニュのあらゆる地域の人々との関係を構築した。
Michael Twelftree:オーストラリア、バロッサ・ヴァレーの トゥーハンズ・ワインズの共同創設者として活躍し、 「南半球で最も優秀なネゴシアン」と評価されるまでに成長させた。

彼らのコンセプトは非常にシンプルで、『適正価格』『高品質』なブルゴーニュワインをリリースする事。 ワイン造りには一切の妥協はなく、 その年の優良生産者のマストのみ(果実よりも品質を見定めやすい)を購入し、 基準に満たないものは、そのアペラシオンのワインは生産しないという徹底ぶり。 一銘柄につき1樽~10樽程度と少量生産にこだわったワイン造りを行っている。 また、彼らは『単純化』『改革』という言葉を念頭に置いている。 例えば、元来のブルゴーニュワインは、ラベル等の外観からそのワインについての詳細を知ることが難しく、 購入者は幾種類もの中から、少ない情報量での選択を余儀なくされてきた。 しかし彼らは、バックラベルに生産地の詳細、畑やヴィンテージの特徴等、 適切な情報を記載することにより、ワインの選択を分かり易く単純化し、 複雑で難しいと言われているブルゴーニュワインの改革にチャレンジしている。

生産者データ

生産者 Mischief and Mayhem
ワインメーカー Michael Ragg, Michael Twelftree
所在地 Aloxe-Corton Bourgogne
設立

2004年

                                  ~株式会社ワインオリエンテッド資料より~

この造り手、まだブルゴーニュ・ブランしか飲んでいないのでその実力を把握できていませんが、なんだかT急さんで評判良いらしいです。

『Iさん、カボットでワイン会やりますか?』

 

 

Agrapart et Fils アグラパール 

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最近のお気に入りのシャンパーニュ。

カボットでは、Les 7 Crus Blanc de Blancsをやっていてシャンパン好きに好評です。アヴィズ村、オジェ村、オワリィ村、クラマン村、アヴネィ・ヴァル・ドール村、ベルジェール・レ・ヴェルテュ村、マルデュイユ村という7つの村のシャルドネから造られたブラン・ド・ブラン。

 

 

アグラパール Agrapart et Fils


 
エリア  : コート・デ・ブラン地区
本拠地  : アヴィズ村 (100%グランクリュ)
生産本数 : 年/85,000本
平均樹齢 : 約35年
所有畑  : 合計9.6ha
アヴィズ村、クラマン村、オワリィ村、オジェ村(100%グランクリュ)
アヴネィ・ヴァル・ドール村、ベルジェール・レ・ヴェルテュ村、マルデュイユ村(90〜99%プルミエ・クリュ)



<ワイナリーの歴史>
 1894年、コート・デ・ブラン地区の中心地の一つアヴィズに、現当主の曽祖父アルチュール・アグラパールにより設立され、現在パスカルとファブリスによって運営されています。
 全てのシャンパーニュは人の手によってルミュアージュ(動瓶)されており、最近では耕作に馬を用いたりするなど、二人のシャンパーニュへの熱意が垣間見えます。

<特 徴>
 全てのヴィンテージにおいて区画ごとに醸造され、テロワールの本質を追求しています。その結果生まれるワインは生真面目さと優雅さを持ち、またほとんどのキュヴェでマロ・ラクティック醗酵を行なっているため、優しさと奥ゆかしさを兼ね備えたコート・デ・ブランのシャルドネのもつ新たな魅力を感じさせてくれます。

<ワイン造り>
 伝統的な4000kg用コカールで圧搾後、沈殿剤を使わずに12時間のデブルバージュ。醗酵には、香りを損なわない様に22度に設定されたステンレスタンクとホウロウタンク、そして酸化作用を考慮し木樽を使用しています。ワインを安定させ、より良く熟成させるために、マロラクティック醗酵を一部を除き行ないます。5月の満月の日に瓶詰めされ、品質と細かな泡を約束してくれる気温10度の石灰岩のセラーで熟成されます。
                                           ~豊通食料資料より~

Lilbert-Fils リルベール・フィス

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RM~レコルタン・マニュピュラン~という言葉も今では、ワインラヴァーにはなじみの言葉だけど僕がワイン業界に入った頃はプロでも良く分かっていなかったと思う。そんな時期に現ヴァンパッション社長が当時いた会社でドメーヌシャンパンなる言葉に変えて啓蒙してくれたおかげで少しづつ広がり、ワイナートのRM特集で一気に広がった印象がある。

そんな中、シャンパーニュのコルトンこと(?)、クラマンの魅力を理解させてくれたのがこの造り手。

 

 Lilbert-Fils リルベール・フィス

 

 コート・デ・ブランの中ではクラマンが最も好きという方は多いでしょう。たっぷりとしたミネラルは言うに及ばず、レモンや青リンゴなどを思わせる爽快できりりとした酸が最大の特徴です。クラマン新世代のリーダー、ベルトラン・リルベールによれば、「クラマンはとても不思議なテロワールで、ぶどうをきちんと完熟させればさせるほど、酸がきちんとのるんですよ」。
 リルベールは所有面積3.5haというとりわけ小規模なRMですが、国内外の多数のメディアから常に賞賛を浴びており、自国フランスのメディアはもちろん、RMはほとんどカバーできていないパーカーや「ワイン・スペクテイター」でさえ高く評価しています。「本当は毎年35000本までシャンパンを造れますし売れる自信もありますが、僕の目がすべて行き届く限界が25000本位なので、これ以上は造らないことにしています」。動ビンも未だにすべて手作業。美味しさの秘訣はやはり、父親譲りのこの辺の職人気質にありそうです。 

 

 

所在村
                 Cramant
醸造家
                 Bertrand Lilbert
所有畑面積
                 3.5ha
ドメーヌ継承年
                 1746年
栽培における特記事項
                 厳格なリュット・レゾネ
醸造における特記事項
                 マロラクティック発酵を行う。動瓶は手作業
                     ~ヌーヴェルセレクション資料より~

Eric Rodez エリック・ロデズ

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ブルゴーニュの生産者紹介もまともに出来ていないのに、シャンパーニュも見切り発車します。

実はこちらの方が便利なんじゃないかな?ブルゴーニュは分かってらっしゃる方が多いですからね。

 

 

Eric Rodez エリック・ロデズ

 

豊饒なアンボネイ村の結実と、アッサンブラージュの妙技。シャンパーニュの精華、エリック・ロデズ。

アイ村、ブジー村とならんで類稀なるピノ・ノワールを産み出すことで知られるアンボネイ村。ドメーヌは村の中心から教会を抜けて県道を超えた離れにある。サインは国道沿いに看板が立っているだけ。知的で情熱的で弁舌豊かなエリック・ロデズ氏の人柄を想えば、実に地味な構えである。ドメーヌの裏手には彼の得意なエノロジーを生かした、「分析所」の看板がある。

エリック氏はアンボネイのテロワールや、樽を使った醸造を語り始めると、それこそマシンガンのように止まらない。最も大きな特級村であるアンボネイ村の村長を務めるだけあって、行動派で雄弁で、そして理論家である。エリック氏はボーヌの醸造学校に学び、その後ボジョレーとローヌでエノロジストしての経験を積んだ後、実家のロデズ家を引継ぐまでの間、名門クリュッグに勤めた。本人も「素晴らしい経験だった」と語るクリュッグの数年間はチーフ・エノロジストとして活躍した。

テロワールにあわせて改植を進めたり、リュット・レゾネを採用したりと、実に手間のかかる畑での仕事をこまめに行う一方、クリュッグ仕込みの経験を生かしたアッサンブラージュと樽使いにも一家言ある。ドメーヌならではの丁寧な畑の手入れで仕上がった葡萄は古い小樽を中心に新樽、大樽、ステンレスタンクなども組合わせて醸される。そして出来上がったベースワインはエリック氏によるアッサンブラージュの妙技を経て、複雑深遠なる一瓶に集約される。

                                       ~ヴァンパッション資料より~

 

Henri Boillot アンリ・ボワイヨ

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確かワイン・アドヴォケイトでブルゴーニュ中一番平均点が高い造り手。だからというわけではありませんが、あまり店では出していません。

アンリさんは、実際会うと非常にいい方で、ワインを造るのが楽しくて仕方ないご様子。

まだ理想のワインを出来ていないとおっしゃってましたが、09がかなりいい線をいっているようなので今から楽しみです。

 

 

Henri Boillot アンリ・ボワイヨ 

 ドメーヌの歴史

ヴォルネーで最も古い家柄の1つで、ドメーヌの設立は1890年、現当主のアンリ・ボワイヨ氏の祖父が設立したドメーヌです。自社畑から造られるワイン(ドメーヌ ジャン ボワイヨ)と買いブドウから造られるワイン(メゾン アンリ ボワイヨ)があります。
現在、ロバート・パーカーのバイヤーズガイドにて、赤(ジャン ボワイヨ)★★★★★ & 白(アンリ ボワイヨ)★★★★★5つ星(最高:OUTSTANDING)の評価を受けています。

 

 


リュット・レゾネ(減農薬農法)、化学物質を最小限に抑えた病虫害駆除を行っています(殺虫剤は使用しません)。除草剤は使用せず、年に8~10回の頻度で耕しています。春には厳しい摘芽をしており、夏にはグリーン・ハーヴェストを行なっています。

アンリ・ボワイヨ氏は完璧な潔癖主義者で、全ての作業を徹底しています。とりわけ収穫については徹底しており、手摘み収穫はもちろんのこと、畑に選果台を持ちこんで選果した後、さらに醸造所の選果台にて選別を行っています。ヒョウ害や腐敗のあった年にはピンセットで選果をするほどの徹底ぶりです。収量が赤で15hl/haまでおちることもあるほどです。(平均収量 白:45hl/ha 赤:40hl/ha)

 

 

醸造(白ワイン)

収穫直後の完熟した健康的な果実を空圧式プレスを使って綺麗な果汁を得ます。アルコール発酵は樽にて、約19℃で20日間です。アペラシオンにより30%~80%の新樽を使用します。樽熟成は12~15ヶ月です。熟成に使われる樽は通常の228Lではなく、350Lの樽を使用しています(ワインと樽との接点を少なくすることでゆるやかな熟成を促すため)。現在はほとんどバトナージュを行なわず、澱引きとコラージュの後、軽いフィルターを経て瓶詰めされます。

 

醸造(赤ワイン)

テーブルの上で2回にわたり選果の後、100%除梗され、ステンレス製53hlの開放槽にて約12日間の低温プレ・マセレーション(10℃)の後、約15日間のアルコール発酵が行われます(32℃を上限)。ピジャージュ・ルモンタージュ実施しています。熟成にはアペラシオンにより40~70%の新樽を使用しています。ヴィンテージにもよりますが、15から18ヶ月の樽熟成します。コラージュ・ろ過をせずに瓶詰めされます。

                                      ~ファインズ資料より~

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